2025.03.03
福寿草と国宝那須国造碑
3月に入りましたね。那須もようやく寒さが落ち着いた感じがします。しかしまだまだ油断は禁物。必ずと言っていいほど3月は雪が積もってしまう日がありますので、3月中はすべり止めのタイヤは欠かせません。
前回、ザゼン草を紹介しましたが、「福寿草(フクジュソウ)」も同じく、春の訪れを知らせに来ました。福寿草は名の通り、福を招いてくれるとっても縁起がいい春植物で、昔から庶民に愛されてきた花です。その福寿草がたくさん見られる所がザセン草の群生地がある大田原市の「笠石神社」でございます。この笠石神社の境内では、沢山の福寿草が咲き乱れていました。
神社の前にある小さいお庭ですが、そこに沢山の福寿草が咲いていました。一瞬パット見た時、タンポポに見えてしまいました。縁起がいい花なので見ているだけで運気が上がるような気がします。
日本考古学発祥の地の笠石神社。西暦700年頃に那須国を治めていた「那須直葦提(ナスノアタイイデ)」。那須直葦提の没後、それを忍んで造られた石碑がここに祀られています。その石碑は倒れて草に埋もれていたそうですが、1000年後に水戸黄門で有名な、水戸藩主の水戸光圀が発見し、お堂を作り安置しました。その時、助さん格さんが手伝ったかは定かではありませんが、とても唯社ある神社なんです。
ちなみにこの石碑は日本三古碑の一つで、その日本三古碑のなかでも一番古いので、日本で最も古い石碑になります。昭和27年に国宝に指定されました。
福寿草はまだ楽しめそうですね。ちなみに笠石神社の石碑は普段は見ることができません。(拝観料(500円)がかかります)。
機会がありましたらぜひ見てみて下さい。
ポイントバケーション那須 田嶋