2025.12.04
北陸冬の風物詩「ブリ起こし」
オーナーの皆様、こんにちは♪
山中温泉も先日初雪が降りました!
今はすっかり溶けておりますが、これから路面凍結する時期ですので、ご来館の際はスタッドレスタイヤのご準備をお忘れなく♪

さて、「ブリ起こし」をご存知でしょうか?
冬が近づくと、大陸から日本に寒気が流れ込んできます。
冷たい空気が暖かい日本海を渡る際に大気の状態が不安定になり、北陸地方では11月下旬から12月にかけて雷が多く発生します。
この雷のことを北陸では「ブリ起こし」と言います。
ブリは回遊魚で、秋から冬にかけて適度な水温を求めて日本海を南下し、この雷が鳴る頃に北陸沖にやってきます。
寒ブリ漁のシーズン・インです!
冬の訪れを告げる雷が鳴って、ブリが目を覚まし、漁が始まる・・・。
ちょうど「雷」が「ブリを起こした」ように感じられることから、「ブリ起こし」と名付けられたと言われています。
他にも、漁業では、定置網を引き揚げることを「網を起こす」と表現するそうで、「ブリが入った定置網を揚げること」を「ブリ起こし」と言ったのが語源であるという説もあるんですよ。

雷といえば夏のイメージがありますが、北陸ではむしろ雪と共に鳴り響きます!
これは「雪雷」といって、実は世界的にも珍しい現象なんです。
雪中の雷鳴に驚きますが、おいしい合図でもあるなんて面白いですね♪
刺身、焼き物、しゃぶしゃぶ・・・脂が乗った寒ブリは、どんな料理で食べてもおいしい!
北陸の風物詩、新鮮な寒ブリと雪雷をぜひ楽しんでくださいね~。

