2026.06.24
九谷焼の美しさに浸る「九谷焼美術館」
オーナーの皆様、こんにちは!
今回は、当館からお車で25分ほど、JR大聖寺駅近くの「石川県九谷焼美術館」をご紹介します。

加賀市の伝統工芸である「九谷焼」専門の美術館です。



展示室は「青手」「色絵」「赤絵」という九谷焼の三大様式ごとに部屋が分かれているのですが、部屋ごとに壁の色や照明がガラリと変わるんです。作品の色彩が一番美しく映えるように計算し尽くされているんですよ。



私は、中庭からの自然光が差し込む「青出の間」がお気に入りです。
この中庭には、「水琴窟」という仕掛けがあります。手水鉢に水滴を落とすと、内部で涼やかな音色が反響するというもの。暑さを忘れ、しばし聞き入っておりました。

自然の中で作品を眺めていると、華やかな九谷焼の色合いは、この加賀の自然の色から生まれたものなのかもしれない――そんなことを思いながら、その奥深い魅力により一層引き込まれていきました。
加賀といえばの「古九谷」も欠かせません。 わずか半世紀ほどで突如として窯が閉じられてしまった、幻とも言われる古九谷......。専門知識がなくても、そのダイナミックな柄と鮮やかな「九谷五彩」の美しさに見入ってしまいます。

通路や作品同士の間隔が広めにとられており、ゆっくりじっくり作品を見ることができるのもこちらの美術館の魅力。
虫眼鏡でじっくり見たくなる、細かい赤絵をつぶさに鑑賞するのもよし。ライブラリーで、なぞ多き古九谷の歴史にふれるのもよし。感性にまかせて自由に過ごしたくなる空間なんです。


そして、展示を楽しんだ後は、ぜひ2階にある「茶房 古九谷」にお立ち寄りください。天井が高く開放的な店内で、現代の作家が作った九谷焼の器で、美味しいお茶を楽しむことができるんです。

定番メニューのほかに、季節のお茶もありますので、時期を変えて何度も訪れたくなりますね。

私は今回、加賀市打越町産の「加賀の紅茶」をいただきました。加賀の紅茶は、タンニンが少ないことから渋みが少なく、 砂糖を入れず、ストレートで楽しむことができます。
紅茶なのに、なぜか和風の甘い香りがするところが特徴で、和菓子ともベストマッチ!口に近づけた瞬間に、脳にまで広がるような豊かな香りで、とってもリラックスいたしました。

お茶やお菓子に合わせた器で出してくださるので、どんな組み合わせで出てくるのかも楽しみの一つですよ。
大きな窓から見える公園の瑞々しい緑も相まって、おもわず深呼吸してしまう、ゆったりとした時間を過ごせました。

作品が並ぶギャラリーも併設されており、個性豊かな作家さんたちの器を見るだけでも楽しい空間です。
茶房だけのご利用も可能ですので、ぜひ美しい九谷焼に癒されに立ち寄ってみてくださいね。

【石川県九谷焼美術館】
住 所:加賀市大聖寺地方町1-10-13
開館時間:9時から17時まで(ご入館は16時30分まで)
休 館 日:月曜休館(祝日の場合は開館)
入 館 料:一般 560円 高校生以下 無料
75歳以上(要証明)280円
電 話:0761-72-7466
【茶房 古九谷】
石川県九谷焼美術館2F

